黒字でもリストラされる時代
──40代の私が“学び直し”を決意した理由
最近、「黒字でもリストラが進む」というニュースを目にするようになりました。
最初は他人事のように感じていたけれど、ふと考えたんです。
もし明日、自分の仕事がなくなったら──私は何ができるんだろう?
1. 「安定」はもう幻想かもしれない

かつては「大企業に入れば安泰」と言われていました。
でも今は、黒字企業でさえ人員削減を進めています。
下の図は2025年に発表された大手企業の黒字リストラの内容です。

なぜ黒字なのにリストラ??
理由はシンプルで、会社は利益を上げ続けることが目的だから。
人件費が削られるのは「業績が悪いから」ではなく、
「もっと効率的に回せる仕組み」が生まれたからなんですよね。
つまり、“頑張っている”だけでは守られない時代に変わったということ。
2. 「支える世代」から「支えきれない世代」へ
私たち40代は、親世代を支えながら子どもも育てる“はさまれ世代”。
でも社会全体を見渡すと、少子高齢化は想像以上に深刻。
2050年には「1人の若者が1人の高齢者を支える」構造になると言われています。
年金も、物価も、生活費も、どんどん現実味を増してくる中で、
「誰かがなんとかしてくれる」なんてもう期待できない。
“自分の人生を自分で設計する力”が必要だと痛感しました。
3. AIと外国人労働者が「当たり前」に共存する時代

AIはすでに、事務作業・接客・営業サポートまで担うようになっています。
一方で、外国人労働者も増加し、
「日本語を話せるから安心」という時代でもなくなってきました。
スピードとコストの両面で、世界は競争しています。
この流れに置いていかれないために、
“置き換えられない価値”をどう生み出すかを考える必要があるんです。
4. 英語より大切なのは「仕組みを作る力」

グローバルで活躍する人=英語が話せる人、と思われがちですが、
本当に求められているのは“再現性のある仕組みを作れる人”。
ひとりで頑張るより、自分の手を離れても動く仕組みを構築できる人。
この力があれば、どんな環境でもチャンスをつかめると感じました。
5. 「学び直し」は、贅沢ではなく“生存戦略”

以前の私は、「自己投資=お金に余裕がある人のすること」だと思っていました。
でも今は違います。
学び直しこそ、これからの時代の“生命保険”みたいなもの。
スキルだけでなく、「学び方」そのものを見直す必要もあります。
30分で集中が切れるなら、15分学んで15分休む。
無理に長時間頑張るより、継続できる仕組みを作ることが大切です。
🌱 私が今日から始めた3つのこと
- AIやデザインなど、興味のあるスキルに小さく投資する。
- 学ぶ時間を「朝15分」と決めて、毎日リズム化する。
- 同じように学ぶ仲間と情報交換する。
たったこれだけでも、
「もう遅い」と思っていた自分の中に、小さな希望が生まれました。
終わりに──“行動する人”だけが未来を変えられる

リストラやAIのニュースは、決して恐怖を煽る話ではありません。
それは、「今の自分をアップデートするチャンス」でもある。
40代の私たちは、若さでは勝てないけれど、経験と思考力では負けない。
そして何より、「学び続ける力」があれば、どんな時代でも立て直せる。
未来は、準備している人の味方をします。
私も、学び直しの一歩を今日から始めます。
